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ともに暮らしをつくる

施主と大工、さらには業者や庭師など、人と人とが対話しながら、ともに家をつくっていくことには深い喜びがあります。

「家づくり」は、広さや素材、間取りやデザインだけでは決まりません。

これまでどんな気持ちや考えで「家」と向き合ってきたのか、これからどんな暮らしを送っていきたいのか。そんな思いや、家族の人数や年齢、好み、予算、環境への配慮……それぞれの暮らしに合わせて、しっくりくる家が必ずあります。

古くから、とても具合のよいことを「いい塩梅(あんばい)」と言いました。

塩梅のいい家、しっくりくる家をともにつくっていきましょう。

メンテナンスから新築まで

今までとこれからとを見据えて考えていくときに、大事になるのは、日々のメンテナンスと修理です。家は、こまめに手をかけてやることで、想像よりも長く暮らしをつないでいくことができます。

家族のかたちが変われば暮らしも変わります。家族が増えたり減ったり、身体が大きくなったり弱くなったり、荷物が増えたり、ときには要らなくなったり。

しっくりこなくなったら、家をつくりかえてみることも必要です。増築のほかに、減築という選択だって。暮らし全体を見渡して、ゆっくり考えてみるところから始めましょう。

 

それは新築の家でも同じこと。これまでどんなふうに暮らしてきて、これからどんなふうに暮らしていきたいのか。長く心地よく暮らせる家をつくってみませんか?

長く心地よく暮らすために

たとえば軒を深く。

風雨や紫外線に曝されることで、壁や窓などが傷んだり、水が入ってしまったりすることを防ぐことができ、結果的に家を長持ちさせることができます。

 

たとえば小さく建てること。

むだなスペースがなく、日々のメンテナンスの目も行き届きます。また、最初の建築費を抑えた分を、先々で暮らしの変化に合わせた改築や修繕の費用に回すことができます。

 

たとえば遠方よりも近場で。

日々のメンテナンスから改築まで、こまやかなお手伝いができます。我が家と同じように一生面倒みるつもりで、長くお付き合いしていける距離を意識しています。

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八ヶ岳の木の家

「この木にとっての真っすぐを生かす」

木には、真っすぐになったり曲がったりする性質があります。木を扱うときには、つねに気にかけていることです。

たとえば、八ヶ岳南麓に多いカラマツやアカマツは「曲がり」や「ねじれ」があり、ねばり強く、梁などに向いています。また、ゆるやかなラインは、周りの自然にも調和し、やわらかな雰囲気に仕上がります。

そして、地元の木を使うことは、環境負荷の軽減にもつながります。遠くから取り寄せれば輸送の燃料がかかります。また、機械で乾燥させるのにも燃料が使われています。時間をかけて自然乾燥させた八ヶ岳の木を使うことで、CO2の排出を少なくできるのです。

直木工房について

10代から、地元の工務店で働き、お金を貯めては自転車による冒険旅行へ出ていました。国内各地、オーストラリア、パプアニューギニア、北米縦断……。人とのかかわり、温かいやりとり、それが人の大きな「幸せ」なのだと学びました。また、長年、地域で建築や土木の仕事をしてきたなかで、家には「直す」という視点が欠かせないということを実感しています。

直す仕事を通じて、関わる人びとの幸せをつくっていきたいと思っています。

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